大龍あれこれ 第1回 地名の由来
まず、大龍の名の由来から探ってみました。
大龍地区は大沢地区と龍沢地区があり、合わせて大龍と呼ばれています。全国的に地名はほとんどが、地形からきているといわれています。
大沢は、多くの沢(谷戸)があるから、大沢と名付けられたと考えられています。谷戸は丘陵地の周縁部が長い時間をかけて浸食され形成された谷状の地形で、多摩丘陵ではここから湧き出る水を利用して約2000年前から田んぼが作られてきました。大沢には東谷戸、ナラベエ谷戸、兎谷戸、瀧谷戸などの谷戸があり、かつては、美しい谷戸田が広がっていました。
龍沢は、旗本柳沢氏の所領であったことから柳沢を音読みし「りゅうたく」とした説のほか、サワは水の流れる森のあるところであり、龍から想像される「タキ」は切り立った険しい崖を意味しているので、崖地で,大雨の時は激しく水が流れたので、名付けられたと考えられています。
参照図書 町田市の地名・忠生地区(町田地方研究会)